メメント・モリ

何を書くか迷いあぐねて、気づいたら2月も末。
2018年最初のブログ更新です。

こういう時はずっと言いたかったこと、
伝えたかったこと
思っていることを素直に書くことにしてます。

私の根底にある思いのお話です。

TwitterやFacebookをご覧いただいてる方はご存知かもしれませんが
現在、「鹿」についてハマっております。

鹿自体はこれから話す内容ととても強い結びつきがあります。
今は制作のために鹿の頭蓋骨が欲しくて、
とある方とやり取りをさせて頂いています。
(詳細は制作中なので完成後に書くとして)

頭蓋骨ということは、その鹿は死んでいるわけです。
それは私たち人間が生きるために命を奪った存在。

 

その中でお話を読んだりお伺いして思ったのは、
「死」とは圧倒的な現実であり「無」だということ。
死んだら肉体と骨が残るけれど、
それも時が経てば分解され土に還る。
よくわからないからこそ時に甘美で、
でも見送る側は苦しく悲しいだとか、いろんな感情が付随するけれど
最終的にはやはりその先は「無」なのだと思った。

でもそこに何がしかの意味を見出したいのが
遺された側の私たち。
私にも、もう一度会いたい大切な人が一人います。
会えるならどんな姿形でも構わない。
ただ、頭では死んだ命が還らないことを理解していて
「無」も感じているのに、
死後の世界での幸せや転生を願うのは、ある種の矛盾なのでしょう。
でもその矛盾こそが「私が生きているゆえ」なのかもしれない
と、今は思っています。

 

だから「annon」というブランド及びプロジェクトで伝えたいのは
ハッキリ言って『生と死』について。その一つだけです。

現に今まで制作したジュエリーのすべてが
「嘘を吐かずに真っ直ぐに生きたい」
「生きている人間が放つ熱や感情」
「亡くなった命が、せめて穏やかにいられるように幸せを願う」
そんな想いが元になって産まれてきた。

人によっては重いテーマなので目を背けたくなるでしょう。
なので強要する気は全くありません。
ただ、私にとって凄く大事な思いで、
annonがそういうブランドだと知って頂けたのなら。
そして、この気持ちを踏まえた上で、
より作品たちに愛着を持って頂けたら本望です。

 

きっと言い換えるなら「メメント・モリ」 。
最早私の肉体や精神と同化してる思想。
「いつか死ぬことを忘れるな」
「死を想え」ってよく訳される言葉。

私にとっては自分や故人の死を思うことも「メメント・モリ」だと思ってる。
「どう生きてどう死ぬのか」
きっと命が尽きるその日が来ても分からないかもしれない。
でも一番知りたい、感じていたいことが、その感覚なのです。

 

なので、2018A/Wは今までとは毛色が確実に違う作品たちです。
この感情を昇華して、どういう作品になるのか、私になるのかも含めて
お待ち頂ければ幸いです。

 

タジマミカでした。

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