螺鈿のあれこれ

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こんばんは
annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。

グループ展準備の為日々漆を塗っております。
その中から今やっている螺鈿(らでん)のお話をします!

螺鈿とは貝を漆の接着作用を利用して貼ったり埋めたりすること。
ちなみに貝はほぼまっすぐになるように加工されているので、
曲面にそのまま貼ると端が浮いちゃいます。。

漆で接着した後。赤い矢印で指したところが浮いていますね。

そこで、浮いたところに漆を差していきます
この工程を「含浸(がんしん)」と言います。
図にするとこんな感じー

また器物に貼っただけだと、貝が階段状になっていて
剥がれたり、引っかかったり
果ては上塗りした時にそこに漆が溜まって縮みの原因になります。
なので「もんじゃ焼きの土手」を作る感覚で
含浸の時に貝を囲ってあげると、段差も無くなるし、上記の問題が起こりにくくなります。

私は念の為3回は含浸してる。

含浸を3回した後に上塗りしたお猪口がこちら

貝の端まで器物と密着してるのが伝わるでしょうか?
表には出ないことだけど、それをちゃんとするのがすっごく大事だよねー。

 

漆はクセのある塗料だからか、
乾かし方一つにしても正直面倒なことも沢山あります/(^o^)\

漆の表情を見て対応を変えなければ全く乾かないこともあるし
かといって急かしてもいい結果を生む訳でも無く。
人間くさい生き物だと思って接していますが、
だからこそ、漆に教えられることもたくさんあります。

面倒だけどそんな所が私は大好きだ!
ちなみに業界では「心まで漆にかぶれる」と肌がかぶれなくなるらしいです(笑)


グループ展のお知らせ

+Urushi「今日はほろ酔い展」

日時:2017年4月28日(金)〜4月30日(日)
12:00〜18:00
会場:HAGI ROOM(東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO内)
JR日暮里駅西口北改札/千代田線千駄木駅2番出口より徒歩5分
http://hagiso.jp

+Urushiホームページ
http://plus-urushi.tumblr.com/


最後までご覧いただきありがとうございます、タジマミカでした!

 

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