annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。
昨日より通常営業に戻って
金継ぎの続きを書いていきます。
実は金継ぎ完了しておりまして、溜めてた分を更新していきます^^;
前回までの工程はこちらからどうぞ。
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[blogcard url=http://annonbymika.com/archives/535]
[blogcard url=http://annonbymika.com/archives/568]
前回で破損部分は平らになりましたので、
今回はいよいよ金粉を蒔きます。
その前に呂色漆を塗った部分を研いで、
その上から絵漆を塗ります。
ここでのポイントは、絵漆を塗ってすぐに金粉を蒔くと漆が粉を吸って沈み、表面がザラザラしてしまいます。
なので、表面をある程度乾かして
漆が粉を吸うのを防ぎます。
これを乾口(ひくち)を取る、といいます。
絵漆を塗って10分くらい、強い湿度を与えた湿箱の中に入れます。
ここ写真撮り忘れました。。すみません。
乾きかけか否かは、漆に息をかけると分かります。
息をかけた表面が虹色っぽくなった時が丁度良いタイミング。
白くなってしまうとダメです。乾いてしまって粉がくっつかなくなるから。
今回は、器が青緑なので
それに合わせて青金を蒔きます。
良いタイミングで蒔くと、粉がピタッ!とくっつきます。
そして、再び湿箱に入れて湿度を与えて乾かします。
次回はいよいよ最終回です!