おはようございます!
annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。
昨日の続きです。蒔絵編その1はこちら。
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金粉や銀粉は蒔いたままだと取れてしまうので、
今度は描いたところを漆でコーティングします。
これを「粉固め(ふんがため)」と言います。
そして葉も描き足して、
葉も花の部分と同様に粉固めをして、、、
塗った漆をまた乾かす。
そして乾いたら今度は模様の上を炭で研ぎます。
そのままだと凹凸もあるし、
金粉や銀粉が光らないからです。
蒔絵に限らず、漆は基本的に「塗ったら研ぐ」で1セットです。
それを下地からずーーーーっと何回も何回も繰り返します。
特に研ぎは失敗すると、場合によっては数工程戻らなければならなくなるので
すごく慎重になりますし、神経を使います。
そして研いで磨いたところ。
金銀粉の粒子が研ぎによって平滑になったので
光り始めます。
ここまできたらあとはラストスパート。
この後更に葉脈としべを描きます。
明日は蒔絵編ラストをお送りします!
ご覧頂きありがとうございます。タジマミカでした。