エイプリル

気づけば4月。
今日の横浜は肌寒い曇り空。
近づいた、と思った春の気配はまた少し遠のいたよう。
桜の開花を今か今かと待つ日々です。

annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。

+Urushiの「今日はほろ酔い展」を月末に控え、
そして来週の初講師業の準備とでお陰様で慌ただしい日々です。
書きたいこと、伝えたいこと、
それとは別に書かなきゃいけないことがたくさんあって飽和状態です。

 

ただこれだけはどうしても書いておきたいことがある。

私は「背伸びしてでも手に入れたくなるジュエリーブランドのデザイナーで在りたい」と思う。
漆のものは見えない部分に手間がかかることが多い。
もちろん材質や技法によって時間は変動しますが。

まず漆は基本塗った後にお世話して初めて硬化する塗料。
放って置いて乾く子達ではありません。
そしてそれはその日の天候にも大きく左右される。
他にも綺麗な塗面を作るために何度も研ぎます。
そこにすごく時間がかかる。
技術以外なら「どうしたら着けた時に美しいのか」を一番考える。
美しさは絶対に揺るがない、一番信頼の置ける指針だからです。

私はこの技術を習得するまで7年以上かかってますが、
未だに難しいなぁと思うことが多々あります。
それだけの時間を賭して技術を手に入れようと今もその道すがら。
自分の時間と人生を賭して、自分の身を削って作ってる。
それも含めての『作品の価値』だと考えています。

そういう部分を私も頑張ってお伝えしていくので、
それを分かって頂ける方にうちの子をお届けしたい。
産みの苦しみと喜びとを感じた末に生まれてきた大切な子達だからです。
高いと思われる方もいらっしゃると思います。
単純に制作期間もそうですが、私がこの技術を手に入れるまでに投資した時間分も含まれていきます。
そのためのお話は何度でもお話しする所存です。
あと、簡単に手に入るものって大切にしなくなりがちでしょ?

最近、お客さまがその後のお話を聞かせてくださることが増えて
「あぁ、良かったなぁ」と安心と同時にすごく嬉しかった。
今夏はまた新たなイベントに出展することになりそうで
お客さまにお会いする機会が必然的に増える予定です。

なんかまとまりなくなっちゃったけど、こんなことを思ってるんだと頭の片隅に置いていただければ幸いです。

金継ぎ日誌・2日目

こんにちは
annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。

少し間が空いてしまいましたが、金継ぎの続きです。
前回の記事はこちら

[blogcard url=http://annonbymika.com/archives/506]

 

前回塗った麦漆が乾いて、無事接着されました。

今回は、欠片と本体部分に溝があるので
その溝を錆漆(さびうるし)で埋めます。

 

まずは錆漆を作る。

このチョコレートみたいなのが水砥の粉。
砥の粉を水で練ったものです。
そこに生漆を混ぜて出来るのが錆漆。
役割としてはパテのようなものだと考えて頂ければOKです。

生漆混ぜたあと。
ここからはスピード勝負。
錆漆は乾くのが早く30分程度で使い物にならなくなるからです。
以上の理由から今回はもう埋めた後のお写真です(^^;

 

錆漆で埋めるときも基本は薄く均等に塗ることが肝要。
このマグカップの溝も高低差がありますが、
一発で埋めようとすると付けた錆漆が縮むので少しずつ少しずつ…。

とはいえあと2回くらいで溝は埋まりそうです!

 

最後までご覧いただきありがとうございます。
タジマミカでした。

講座開校のお知らせ

こんばんは
annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。

本日は講座開校のお知らせです!
セブンカルチャークラブ伊勢原(イトーヨーカドー伊勢原店5階)にて、
「金継ぎ教室」講座が始まります。
(4/12追記)

http://www.7cn.co.jp/7cn/culture/7cc/school/isehara/index.html

以下ご案内です(^ ^)



「金継ぎ教室」

日時:第2土曜日 10:15~12:15、13:15〜15:45
5/13スタート(4/8無料説明会あり) 終了しました。見学は受け付けております。

大切な陶器の割れや欠けを、
昔ながらの金継ぎで直したい方に基礎からご指導いたします。

 

いずれの講座も詳細はセブンカルチャークラブ伊勢原へお問い合わせください。
何か始めたい方、漆に興味のある方お待ちしております。
私もどんな方にお会いできるのか、今からとても楽しみです!

それでは最後までご覧いただきありがとうございます。
タジマミカでした。

桂歌丸落語会へ行ってきました

こんばんは
annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。

今年叶えたいことの一つ。
「落語・歌舞伎・バレエ、オペラ(椿姫が見たい!)を生で観劇する」
それを叶えるべく本日はこちらに行って参りました。


じゃん!「桂歌丸落語会」

なぜ落語かというと、一番親しみがあるから。
またハマっ子としては「落語デビューは横浜で絶対に歌丸師匠の舞台」と決めてた。
そして今回念願叶っての初舞台と相成りました!
  ウキウキで粧し込んだ今日のコーディネート。

撮られ慣れてなくて変なポーズ(笑)2枚目は自宅玄関にて。日没にも気をつけないとだ…!

鹿柄の羽織:輪島の骨董屋さんで
小紋:鎌倉・着物の店
名古屋帯:金沢新竪町・kimono 畳世
スニーカー:Reebok
クラッチバッグ:母のハワイ土産
その他小物は出所不明(笑)

基本アンティークのお着物です。
今日のテーマは『軽やか』
着物にスニーカーはずっとしてみたくて、帯揚げのピンクとスニーカーの色を合わせました。
次回はもっと丈短めに着てみよう。

ピアスは新作「Straight」の卵殻(漆で卵の殻を貼る技法)Ver.を着けました。
カッチリカクカクよりも卵殻のアニマルな雰囲気が今日の気分。

 

で、肝心の落語の感想。

まず開演までの間、幕の裏から流れる生演奏のお囃子に大感激。

今の時代録音を流すのは容易いのに、それをしないのに特別感を感じました。至福。
あとで知ったのですが、どうやら“寄席囃子”というようです。
そして幕が開く。

1番目 春風亭昇市さん。演目は「つる
焼き鳥屋さん(だったかな?)の狭いお座敷で落語をした際にいたおじさんのお話にすっかり心を掴まれました。
「こういうのが落語なのか〜!」とこれから始まる舞台への高揚感、
お客さんが笑う度に生まれる一体感が心地よかった。
そこからか、どこからか、繋ぎ目が分からないまま、いつのまにか「つる」のお話が始まっていて『あぁすごい!全然気づかなかった!』と感嘆した次第です。
そして舞台を去られる時に座布団をひっくり返して行かれたのはどういう意味なんだろう?

2番目 桂鷹治さん。「初天神」 祭りに出かけた父子のお話。
今Wikipediaで調べたら、演者の方によって息子の性格が変わるらしい。
なので別の方の初天神も見てみたいなぁ。
ちなみに鷹治さんのお話の中では悪餓鬼タイプで、私には手に負えない…嫌だ…!
と思って聞いてました(笑)
昇市さんもそうだったけど、落語って演目に入る前に掴みのお話を話してから始まるんだな、とここで気付く。

3番目 太神楽(だいかぐら) 鏡味正二郎さん
この方は落語じゃなくて、曲芸の方でいらっしゃいました。
投げ物や立て物を操る様は迷いがなく、美しかった。
そしてナイフの上にナイフを立てる不安定な曲芸にひたすらハラハラしました。
寄席ってこういう曲芸も入るのが一般的なのかしらん。
そういうところもまた見て比べたい。

4番目 笑福亭鶴光さん 「試し酒
話し方が、ラジオのまんまで「すごーい!本物だ!」と思っておりました(笑)
下男の久蔵が酔って妻に逃げられた話をするのですがその件で
「流行りのインフルエンザとおんなじで、熱は下がっても咳(籍)が抜けない」がツボだった!
ただ私にはオチへの理解が足りなかったから、色んな解釈を知りたい。

 

  そして大トリ。

桂歌丸師匠「竹の水仙
先に言わせてください。
予習で聴いてた演目だったのでめっちゃ嬉しかった…!!
内容も神奈川宿が舞台なので、私としてはそれだけでも縁を感じる演目です。
これからそういう縁が増えていくといいなぁ。

話は昨年師匠が肺炎で入院なさった時のことから始まった。
「私ね、肺炎になってしまってお医者が即入院って言うもんだから、それは“はいえん”な話でしたよ。ってこれは私が考えたんじゃなくて黄色のラーメン屋が言った話ですから」
と木久扇師匠の話が出てハイテンションに!
やっぱり知ってる方のお話が出ると親近感のようなものが湧きますね。
また、歌丸師匠の話し方がそうさせるのか、スーッと話に入り込んでしまって
人はいっぱいいるけれど、世界から隔絶されたような、そんな気持ちになりました。
その他にも出てくる笑点メンバーネタと時事ネタ(某大阪の学校問題をネタにした時が今日一番のハイライト(笑))にニヤニヤしたり、ゲラゲラ笑ったり。
本当に今日、この寄席を聞けて良かったなぁと思う時間でした。

 

というわけで長々と感想を書きましたが、
これからも時間が許せば時々は舞台に足を運ぼうと心に誓いました。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。タジマミカでした。

Asobi

こんにちは
annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。

気づいたら2017年ももう2ヶ月が過ぎ。
今年に入ってから時が進むのが早い。
密度が濃過ぎて振り返るのも大変なので、
この1週間を箇条書きにしてみます。

3月1日
無事に屋号入り口座を開設。
「annon by Mika Tajima」と書かれた通帳を見てなんだか嬉しくなった。
そしてその日の夜、助手席に乗ってたら事故に遭いました←
頭部負傷は半年ぶり2度目。
フロントガラスを割ってしまったけれど、
触ると痛い以外、奇跡的にほぼ何とも無かった。
そして最早救急車にも慣れてしまった…。
27歳は受難の一年なんだろうか。。

3月2日
大事を取って休養。さすがに凹む。

3月3日
高校の友達に1年半振りに会う。
お互いの近況を話したりするだけでも
何だか楽しかった。
こういう時間が私の心を癒すんだなーとも。
帰ってからお猪口に蒔絵をする。
この日はお買い物もした!新しいお財布も下ろしてウキウキ。

3月4日
高校の男友達といちご狩り→小田原城へ
彼らとの付き合いももう10年経ったんだと感慨深くなる。
いちごも、お昼に食べた老舗の天丼も美味しくて癒される

3月5日
昨夏WSでお世話になった、テラコハウス主宰の温水さんが
春から鹿児島へ転居なさるとのことで
ギークハウス横浜へ遊びに行く。
そこでまた新しい出会いがあってこれまた楽しかった!
「漆のイベントをやって欲しい!」
「作品あったら飲み会に持ってきて売っていいよー」
などなど、嬉しいお声を頂いたので、ぼちぼち企画します。

5月か6月頃にやりたいなー。

 

 

最近のBGMはこれ

「遊び足りなーい!!!」

 

でも今回珍しく遊び足りてる(笑)
怪我の方は、頭蓋骨骨折も、脳内出血も、挫創にもならずに済んだのでぼちぼち制作も本当の本当にラストスパートだ。
そして来月28歳になるのですが、
28歳こそは、救急車に乗らずに済むような一年にしたいです。切実に。

 

皆様も、健康には気をつけてお過ごしくださーい!
それでは最後までご覧いただきありがとうございます。
タジマミカでした!

新作とか

こんばんは
annon【アンノン】デザイナー、タジマミカです。

「今日はほろ酔い展」にて初売りするジュエリーのパーツが(ほぼ)出来ました!

名前は「Straight」
見た目通りの名前なのですが(笑)
素直に、偽らず、まっすぐ生きていたいなぁと思うことが多くなって。
そんなことを思っていたら生まれてきた子達。

この子達の兄弟をちまちま…そしてまだまだほろ酔い展に向けて数を作っております。
写真の分は金属パーツを刺せば完成です!
Ver.違いが完成したら改めてご紹介させてください。

ちなみに4月28日からのほろ酔い展を初売りとさせて頂いて、
iichiでの販売は、展示終了後の予定です。

他にもこれはお遊びなのですが、こんなのも。

家に淡水バロックパールのストックが大量にあるので、
青貝を貼ってピアスにしてみました。

パールとか貝って水中から生まれてくるところが
何となく人魚姫のイメージとリンクして、
鱗や涙のような雰囲気を出したくて、これまたちまちま…!
ペンダントヘッドでも良いかもしれないですね〜。

そして別件のお仕事でこんなのも作っていました、、、
最近お酒の話ばっかですけど、ちゃんとこれでもお仕事してるんですよ!(笑)

拭漆(ふきうるし)した上に銀で蒔絵した菓子皿。
特に柄の指定なかったので、ふわふわーって描いたら
どことなく北欧風になってました。
モチーフのイメージはアネモネや芥子の合いの子のような
空想上のお花です。

今日は頑張ったので、そろそろ遊びたい!
という訳で明日の着付けの準備をしたらドラマ「カルテット」を見るぞー!

それでは最後までご覧いただきましてありがとうございます。
タジマミカでした!

いっぽん!!

いっぽん!!しあわせの日本酒

この前、友人に教えてもらった漫画
「いっぽん!! しあわせの日本酒」にハマっております。

 

東京郊外の老舗百貨店に勤める紗々竹葉(ささたけは)。
人一倍舌の肥えた彼女が命じられたのは、
百貨店の命運を賭けた日本酒銘酒展の責任者だった!
これを読めば、あなたに合う「最高の一本」が必ず見つかる!

と、あらすじはこんな感じ。

この漫画のどこが良いかというと、
・当然ながら飲酒シーンがたくさんある(酒器の使用シーンが参考になって良い!)
・日本酒の基礎知識がわかりやすい(お燗の温度、製造法、種類などなど)
・飲みたくなる(笑)
特に「仙禽かぶとむし」!

 

出てくるお酒は全て実在の日本酒で、
どういう経緯で作られているのか、
杜氏の思い、それを飲むお客様の思い、主人公竹葉の思い…
それらにハッとさせられたり、うるっと来たり。

このタイミングで読めて良かったなぁと思ってます。
あと主人公の名前が竹葉なのが良いです。
石川のお酒で読みは違うけど竹葉(ちくは)ってのがあるんです。
もうそれだけでも好きにならずにはいられない(笑)

ちなみにおいおい書きますが、
漆器でお酒飲むとめちゃめちゃ美味しいんですよ〜
スーッと身体の中にお酒が入っていってついつい進んじゃう。
あと升酒も、檜の香りがお酒に移って、より芳醇になるのでそれもオススメです!

いつか漆器飲み会したいなー、
一般のお客様にもあの美味しさ感じていただくにはそれが手っ取り早い。。。
みんなで美味しいお酒が飲みたいです(笑)

 

 

という訳で、そんな酒器+αが見られる
+Urushi「今日はほろ酔い展」もぜひ宜しくお願いします\(^o^)/

日時:2017年4月28日(金)〜4月30日(日)
12:00〜18:00
会場:HAGI ROOM(東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO内)
JR日暮里駅西口北改札/千代田線千駄木駅2番出口より徒歩5分
http://hagiso.jp

+Urushiホームページ
http://plus-urushi.tumblr.com/

最後までご覧いただきありがとうございます、
酒好き・タジマミカでした(笑)